あれは雲と同じものです。
英語でVapor trailなどと呼ばれています。
雲(水蒸気)というのは、湿った空気を圧縮したり冷やしたりするとできます。
飛行機が飛ぶ場合は翼のある部分で空気が圧縮されやすくなります。
それが翼の上面や、はじっこです。
上面では一面が真っ白になり、翼端やフラップの端では細い管のような渦巻き雲になります。
ただ空気が湿っていてもその雲はいつも出ているわけではありません。
出やすいときというのがあります。
それは翼に空気の力が大きく加わるときです。
例えば機首をグッと上げたときや、急な向かい風の増加時などです。
また旋回中も操縦桿を引くため、出ることがあります。
湿度が非常に高い日は、そうした急な操作をしなくてもずーっと出ていることもありますね。